あの Tombo の強力な後継者

 ボクのもともとの電脳パンツの世界は、HP 200LX から入りました。 そのせいか、テキストファイルによるデータベースが好みです。 実際、200LX を使用しているときは標準装備の "NoteTaker" だったわけですが、さすがに 200LX がインターネットの世界には厳しい環境となって乗り換えたのであります。 そのあと、Palm OS に替えたのですが、これらの資産を持って引っ越ししました(いわゆる CSV 変換ですな)。 さらに、Palmtop PC(Pocket PC) や Windows CE(HPC) の登場により完全に "Tombo" へ移行し、今に至っております。 丁度、Windows MobileAndroid の狭間にボクはいるわけですが、なんとか "Tombo" で作成してきたデータベースを引き継ぎたかったのであります。 あのソフトは簡単に言えばフォルダとテキストで構成されており、そこに使いやすい機能と GUI によって利用者は便利に使わせていただいていたわけです。 ですから、極端に言えば、ファイラーとテキストエディタがあれば急場はしのげるのですが、便利機能の中に暗号化されたファイルというものを設定でき、他人様に簡単に覗けないファイルを用意することもできたのです。 ここが、ファイラーとテキストエディタだけで使いこなせないジレンマがあったわけですが、救世主をようやく見つけました。


 どうも、ボクです。

 製作されるものには必ず仕様というものがついて回り、救世主である(と思う)今回紹介させていただく "MiniNoteViewer" にもこれ特有の仕様があるため、慣れなどを要するかもしれませんが「Tomboの暗号化メモが開ける簡易ファイラー miniNoteViewer」を紹介させていただきます。
 hatapy's PDA blog AndroidでTomboの暗号化ファイルを 参照!と言う謳い文句で紹介されていました。 作者様、ありがとうございます。
 大きな仕様の違いとしてテキストファイルのフォーマットは "UTF-8" オンリーと言うところです。 このフォーマットの違いさえ乗り越えれば、若干の違和感に慣れれば強力な右腕と、強力な秘書となってくれると思います。 ボク個人として残りの違和感はフォルダとファイルの混在です。 オリジナルではフォルダが先に全て並びそのあとにテキストが並んでいましたが、そのような並び方には今のところ出来ないようです。 あと、フォルダとテキストの見分けとしてアイコンがあったのですが、これも今のところありません。 とは言え、この今の状態までプログラミングするのはかなりの労力と時間を費やされていると思いますので、あまり大きな声で文句を言ってはいけないのです。 オリジナルに倣って "GPL" になっています。 ソースコードもアップされているので、いつか更なる進化を期待しつつ待ちながら、この "MiniNoteViewer" を使っていきたいと思っております。
 なんと言っても、このアプリのアイコンに "Tombo" があしらわれているのは、本当にオリジナルの "Tombo" に愛着をお持ちで、"Tombo" の大事な機能を優先的に活用できるように作られているところに有り難さを感じます。 それに加えて、Android OS で使えるのも有り難いことです。 だって、この半月程度は、"Tombo" を使うために、Desire Z を置いて、SC-01B に持ち代えていたのですから、また Desire Z 1台だけ持ち歩けばよいと言うことになりますので、非常に助かります。
 ボクも探し当てたばかりなので、何があるか判りませんので当面はバックアップを頻繁に行いながら使っていきたいと思います。 "MiniNoteViewer" の作者様、どうもありがとうございます。

 Posted and Written by Desire Z