061 そういうものなんッスかねぇ

 ボクが入院したとき、四人部屋で隣にいた爺さんが、ちょうどボクと同じような化学治療を始めたところだったので(2 クール目)、爺さんの看護師とのやりとりや行動から、ボクがこれからなるであろう副作用の出方や症状を見せて貰っておりました。 その爺さんも途中で部屋が変わったこともあり、ロクに挨拶も出来ないでいるうち先月はじめの頃に退院していったのをあとで知りました。


 どうも、ボクです。


 治療方法が変わったこともあり、貯尿と言って排尿量などを測定することは、本日からボクは休止となったのであります。 が、昨夜、尿を測量コップに貯めていたところ、その退院していった人の名前が書いてある測量コップを目にしたんですよ。 病室番号が以前のままなので「まさか」と思ったのですが、ボクが使っていた機械式ではなく、袋に貯めるようになっていて、貯尿開始日が昨日の日付になっていました。
 病室が違うので即刻顔を会わせることはないのですが、状況を考えると笑顔で挨拶は出来そうにないし、困ったことになりました。 再発しての入院なんだろうなぁ。 治療を続けながらも「タバコ」を吸っていた人だからなぁ。 「止められないんだよ」と笑いながら院外まで出て行って吸っていたし。 治療を行っても効かないボクのようなパターンもあれば、一時は効いてもすぐに再発してしまうなんていう人もいるんだろうなぁ。 そういうものなんだろうなぁ。
 これが月 1 回の検査入院とかなら良いんだよな。 それなら、挨拶しやすいし。 そうであることを祈ろう。